いよいよパナ号(Panasonic FPC08 (NJS))を組み立てる日が来ました!
パーツが少ないピストと言え、管理が悪いとすぐに劣化してしまうクロモリフレームだったり、シンプルだからこそ1つのパーツの役割が重要だと思います。
と言うことで、組み上げる前にパーツの下処理を行いました!
駆動系の金属パーツにはマイクロロン処理を行います。
マイクロロンは、エンジン添加剤でスプレータイプとリキッドタイプがありますが、無駄なく使う&浸したかったので液体タイプを選択!
ちなみにチェーンはまいどおなじみHKK Vertexのブルー(NJS)です。
早速マイクロロンの箱を開けてみると・・・
マイクロロンの缶と取分けようの容器が入っています。
ちなみにマイクロロンの缶には、DANGER!POISON、FLAMMABLE・・・
とりあえず毒だし、燃えるし気をつけろって感じです。
ってことで、気をつけてマイクロロン処理開始です!
マイクロロン処理を行うことで、金属摩擦を減らし、スムーズに回転させるだけでなく、パーツ寿命も向上させるようです。
エンジン添加剤なので、熱によって金属に定着するようですので、まずはドライアーを使って温めていきます。
手順としては、片方のバットで熱して、片方にマイクロロンのプールを作っておき、熱くなったパーツをプールの方へ移動といった感じです。
一般家庭用ドライアーで加熱してみましたが、恐らく温度上昇の効率が悪く、実際の最大温度も上がらなそうなので、ヒートガンをお持ちの方はそちらがよいかも・・・
ってことで、今回は3回マイクロロン処理を行いました。
回転部品と言うことで、コグとスプロケにもマイクロロン処理を行いました。
ちなみに一度マイクロロン処理を行うと、412度の金属の限界温度に熱するか、削るしか除去する方法は無いそうです。
事実上、不可能ってことでしょうか・・・
マイクロロン処理を行わないパーツについては、WAKOSのバリアスコートをかけました。
バリアスコートに関しては、サッとスプレーを吹きかけて、付属のマイクロファイバークロスで吹いて完了です!
バリアスコートは、洗車時にも使っていますが、傷や汚れが付きにくくなってパーツ劣化も防げるようになるのでオススメです!
コチラも換気は必須です!
マイクロロン処理が終わったチェーンは小さなジッパーの付いた袋に入れて一時保管します。
コチラにはWAKOSのチェーンルブをまんべんなく吹きかけて封印。
1コマ1コマ吹きかけると結構な量を使いますが、このようにやるとわりと経済的です。
BBのベアリングについては、凄く気になっていたBLUE LUG×BOREDのONE DROPをひとさじしてコチラも封印保管。
ちなみに、フレームにもバリアスコート処理をおこなってあります。
クロモリフレームなので、塗装にダメージが入ったところから錆が始まりますが、バリアスコートを施しておくと、飛び石にも強くなるので必須です!
FUJI号の日ごろのメンテナンスにも使っていますが、サッと吹くだけで汚れも落ちるし、深い艶が出ます!
わりと面倒な処理ですが、組み付け前にやると明らかにメンテナンスが楽で高性能を発揮してくれはずなのでかなり手間ですがやる価値はあるでしょう!