先日、ヤフオクで出品されていたFUJI×TOMATO×LoPro2カスタムに付いていたのと同じGIANTのMCR1のホイールを入手しました!
早速同じ仕様にタイヤを履かせて撮影!
探しに探したら、世の中にありました!さすがに中古品ですが。
【ホイールスペック】
ハブ:Giant EXT Pro Carbon/aluminum
リム:Rigida CSU 12-hole(リアは16-holeだった?)
スポーク:2.0mm aero Spoke
クリンチャー
ハブとスポークはカーボンのようです。
この時代に編みこみカーボン作れたんだ・・・と納得。
ステッカーがややボロボロですが、XTというグレードなのでしょうか。
JOYTECH TAG?というメーカーなのか商品名なのか・・・
スポークの根元にはGIANTのロゴマークが見れます。
スポークもカーボンとの事ですが、艶無しでプラスチックのようなちょっと安っぽい感じ。
中古なのでリムにもブレーキシューの跡は多々・・・
まぁ年式考えて、ハードな使用をすることは無いでしょうから、盆栽バイクに装着させればOKです!
光の加減で、黒っぽく見えますが、実物はゴールドです。
正直、12本スポークだし、年代ものだし、これで走って大丈夫!?って感はありますが、あまり見たことのないパーツで注目度は抜群だと思いますので、ハード使用しなければOKとしておきましょう。
構造的なことで、振れも起きにくいようですし。
ちなみに、MCR1についても、色々調べてみましたので再度まとめてみました。
このホイールをもともと履いていたMCR1とはこんな自転車です。
MCR1は1997~1998年頃にGIANTから発売されていたモデルで、Mike Burrowsと言う有名なロードバイクデザイナーによって設計されたようです。
エアロ形状のタイムトライアルバイクと言う位置づけのもので、このような形状をZ型と呼ぶそうです。
自転車は、鉄 ⇒ アルミ ⇒ カーボン・チタン と材質が進化しているようですが、MCR1は当時では新しかったカーボンを使った自転車だったようです。
MCR1は数々のレースで記録を出したようですが、台湾の安い人件費で作られていたことで、大手欧州メーカーが生き残れなくなるとのことから国際自転車競技連盟からレースでの使用を禁止されたことで消えてしまったようです。
正直、見た目はあれですが、当時としては斬新で画期的だったのでしょう。
もしMCR1が製造され続けていたら、今の自転車はこんな感じに進化していた可能性も無くないですよね。
どちらにしろ、MCR1を購入する予定は今のところ一切ありませんが、このホイールがどういう自転車の物だったかという歴史を調べられる良い機会でした。
ホイールだけですが、歴史的なパーツを大切に維持していきたいと思います。